【解説】CapCut Proとは?無料版との機能の違いを紹介!
CapCut(キャップカット)は、無料で高機能の動画編集アプリです。
CapCutは基本的に無料で使えますが、有料プランに加入することでより高機能なCapCut Proを使用することができます。
今回は、CapCut Proと無料版の機能の違いや、CapCut Proの料金プランや商用利用について解説していきます。
目次
CapCut Proと無料版の機能の違い
CapCut Proとは、Bytedance社が運営する動画編集アプリ「CapCut」の有料プランです。
無料版との機能の違いは主に以下の通りとなっています。
CapCut Pro |
100GBのクラウドストレージ 多様なエフェクト・フィルター・アニメーションが追加 オーディオに多様な編集効果が追加 ロゴの削除・高画質のGIF画像の作成が可能 自動キャプションの2か国語字幕生成が利用可能 動画のノイズ調整や自動リフレーム機能、AIエフェクトなどが利用可能 |
CapCut無料版 |
1GBのクラウドストレージ 基本的なエフェクト・フィルター・アニメーションが利用可能 基本的なオーディオの編集が可能 ロゴの削除は回数制限あり・GIF画像は240Pまで作成が可能 自動キャプションの2か国語字幕生成は利用不可 CapCut内での動画のノイズ調整やAIエフェクトは利用不可 |
それでは、具体的な機能の違いについて紹介します。
クラウドストレージの容量の違い
CapCutではクラウド上に動画をアップロードして動画の保存や共有を行うことができます。
無料版の場合、初期のクラウドストレージの容量は1GBとなっており、自動アップロードをオンにすることで6GBまで増やすことが可能です。
さらにCapCut Proに加入すると、ストレージの容量が100GBとなり、よりサイズの大きい動画のバックアップや共同編集を行うことが可能となります。
エフェクト・フィルター・アニメーションの違い
無料版のCapCutにおいても十分な量のエフェクトやフィルターを利用することができますが、CapCut Proに加入することで、より高度なエフェクト・フィルター・アニメーションを追加で利用することが可能です。
オーディオの編集の違い
オーディオの編集についても無料版で十分な機能が備えられていますが、CapCut Proに加入することで音声効果などのオーディオ編集の種類を増やすことが可能です。
また「音声を加工」と「オーディオを分解」の機能はCapCut Pro限定の機能です。
「音声を加工」はオーディオのノイズを取り除く機能、「オーディオを分解」は音声からボーカルや楽器の音を分離する機能となっています。
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ロゴの削除・GIF画像の画質の違い
無料版のCapCutの場合、画面右上などに表示されるロゴの透かしを非表示にできる回数に制限があり、上限を超えると無料でロゴを削除することができません。
そのため、ロゴの透かしを常に非表示にしたい場合、CapCut Proに加入する必要があります。
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また、GIF画像を作成して高画質でエクスポートしたい場合にも、CapCut Proへの加入が必要となっています。ただ、無料版でも240Pでエクスポートが可能です。
自動キャプションの2か国語翻訳機能の追加
CapCut Proに加入することで、自動キャプションにおいて「2か国語でのキャプション」という複数言語での字幕自動翻訳・生成機能を使用できるようになります。
この機能を使うだけで、日本語の動画に対して他の言語の字幕を自動で入れることが可能となり、より効率的な動画制作が可能となります。
その他の機能の違い
上記以外のCapCut Pro限定の機能としては、主に「AIエフェクト」・「動画の画質」の調整・「自動リフレーム」が挙げられます。
「AIエフェクト」はプロジェクトにインポートした素材をもとに、AIが画像を生成・加工してくれる機能となっています。
「動画の画質」は「フィルター」内にある機能で、インポートした素材のフリッカー削除やノイズの調整、画質の向上を行うことができます。
「自動リフレーム」は作成したプロジェクトを、各種SNSに投稿する上での適正サイズに自動で調整する機能となっています。
このほかにも、トランジションを滑らかにする「モーションブラー」、動画の彩度を調整する「リライト」などの多くの機能が追加されており、高度な動画編集を行うために十分な機能がCapCut Proには備わっています。
CapCut Proの料金とプラン
CapCut Proはサブスクリプションと期間固定の買い切りプランが提供されています。
CapCut Pro有料プラン | 料金 |
Pro1ヶ月プラン(買い切り) | 1350円 |
1ヶ月単位でのサブスクリプション | 1080円 |
Pro1年プラン(買い切り) | 10800円 |
1年単位でのサブスクリプション | 9900円 |
サブスクリプションは解約手続きをしない限り自動で継続(課金)されるのに対し、期間固定の買い切りプランは契約期間が過ぎると自動で解約されるようになっています。
そのため、長期的に使用する場合はサブスクリプションで購入するのがお得ですが、短期的な使用が決まっており解約手続きが面倒な場合は、期間固定の買い切りプランで購入する手もあります。
なお、CapCut Proの購入を検討している場合は、以下の記事にて筆者の見解を述べているため、こちらもご覧ください。
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CapCut Proの商用利用について
CapCutでは利用規約において作成した動画の商用利用が禁止されていますが、有料版のCapCut Proを利用している場合でも、作成した動画の商用利用は禁止されています。
無料版と同様に、作成した動画やエフェクトなどのオリジナル素材の知的財産権は、全てCapCutの運営会社のBytedance社に帰属しています。
商用利用については以下の記事で具体的に解説しているので、こちらもご覧ください。
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まとめ|CapCut Proは便利な機能がたくさん!
今回は、CapCut Proと無料版の機能の違いとCapCut Proの料金プラン、そして商用利用について解説しました。
CapCut Proは「CapCut」の有料プランとなっており、主に以下の機能を追加で利用することができます。
CapCut Proで利用できる機能 |
100GBのクラウドストレージ 多様なエフェクト・フィルター・アニメーションが追加 オーディオに多様な編集効果が追加 ロゴの削除・高画質のGIF画像の作成が可能 自動キャプションの2か国語字幕生成機能が利用可能 動画のノイズ調整や自動リフレーム機能、AIエフェクトなどが利用可能 |
料金プランは期間固定の買い切り型とサブスクリプションの二種類があり、それぞれ1ヶ月単位と1年単位で購入することができます。
また、CapCut Proを利用している場合でも商用利用は禁止されており、動画を作成、投稿する際には著作権等に十分な注意が必要です。
CapCut Proには動画編集に便利な機能が多く備わっています。これらを踏まえた上で使用を検討してみてはいかがでしょうか。
というわけで、今回は以上になります。
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